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アメリカ、NC州の州都ラレーの日本語教会の牧師をしているマスタージッコ。昔取った杵柄、喫茶店のマスターの時の愛称は今も不滅!
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ここ2,3日雨の日が続いていますが、雨男にとって雨は恵みの雨です。昨日はWilmingtonまで2時半、土砂降りの雨を40号線を南に下って行きました。以前から願っていた40号線Missionの東の終点です。この街はマイケル・ジョーダンの出身地でもあります。

ところで2週間前のことですが、ダウンタウンにあるFBCのスタッフの会合の後、ドアのところでばったりホームレスの男性と遭いました。最初、ホームレスとは分からず、それも葉巻を銜えていたので、何か用事で教会を訪ねてこられたのかと思っていました。
話すうちにホームレスであることが分かり、何か食べるものも求めてきていたのでした。教会のスタッフの名前も知っておられます。「今回が初めてではないな」と思いながら、家内の病院の予約があり早く帰宅せねばと急いでいました。ところが、ホットドッグを食べにお店まで連れて行ってほしいと言ってなかなか行かせてくれません。外は雨です。結局、彼を乗せてマクドナルドまで行き、食べ物を買うお金を渡し別れました。

神にあっては偶然はありません。この時の、私の信仰が試されたような気がして、言い訳をして、その場から立ち去る事をせず、彼の願いをかなえることになりました。

以前、家に手を怪我して、建設労働が出来なくなったスパニッシュの男性が訪ねて来た時、事情もろくに聞かず断って、しばらくして出かけたとき、近所の家の人が彼に仕事を与えて庭の草むしりをしているのに出会ったことがあります。家内と二人で散歩している時でした。家での対応が、家内には冷たく写った様で、「そんな風に言って、帰さず、何か仕事を与えてあげたら良かったのに」と言われました。

後で悔い改めて、急いで水を持って庭仕事をしている彼を訪ね、すこしばかりのお金を渡したことがありました。

この時、これが主の使いだったらと思わされました。神様は、日常の生活の中で、私たちがどのように人々と接するか見ておられます。今回も、最初は彼を振り払って行こうと初めに思った自分を悔い改め、彼を車に乗せることにしました。後でなんだか心がスッキリしていました。

こんな、信仰の婦人の証しがあります。
この証しを読んだとき、先の庭仕事をもらおうと来られた男性の出来事を思い出していました。

「私が学んだ最も大きなこと」

 私は14歳、12歳それに3歳の子供の母親です。最近大学を卒業しました。最後の学科は社会学でした。この学科の最後のテーマは“微笑み・スマイル”でし た。課題は、外に出て行って、3人の人に微笑んでみて、その反応をまとめるということでした。私は人なつっこいところがあって、いつでも誰に対しても笑顔 で接しているし、いつでも気持ちよくこんにちはと挨拶するので、この課題はなんなくできてしまうと思っていました。

この課題が出てからしばらくたった寒い朝、夫と一番下の息子と一緒にファーストフードの店に入りました。私たちはこうやって子供と一緒に過ごす時間を作っているのです。

私たちは順番を待って列に並んでいました。すると突然周りの人たちが後ずさりして私たちから離れて行ったのです。そして私の夫も後ずさりして私から離れたのです。何故みんなが私から遠ざかったのか知ろうとして後ろを振り返って、何とも言いようのない妙な気持ちになって立ち尽くしてしまいました。振り返ると長い間お風呂に入っていない汗と垢のあのすえたような匂いがしたのです。私のすぐ後ろには見るからにホームレスと分かるおじさんが2人立っていたのでした。

私がすぐ後ろに立っていた背の低い男の人を見下ろすと、彼は私に“微笑んだ”のです。しかも彼の青い目は言ってみれば神の光をたっぷりとたたえて、受け入れてもらえる先を求めていたのです。
彼は手の中に握りしめている数枚のコインを無意識に数えるようにいじりながあ「こんにちは」と言ったのです。その後ろにいたもう一人の男は落ち着きなく手先をもじもじさせていました。この二人目の男はすっかり動揺していて、青い目の男にすがり付いているということがすぐに分かりました。私はこの二人と一緒にそこにいて何故か涙が出てきたのです。

カウンターの若い娘が彼に「ご注文は?」と尋ねました。彼は「コーヒー」と答えていました。その分しかお金がなかったのです。(二人がレストランに入り、中で暖をとろうとしたら、何か注文しないわけにはいかなかったのです。二人はただ温まりたかったのです。)

その時、私は心の奥から突き動かされるものを感じ、青い目の男に近づいて抱きしめたのでした。その瞬間レストラン中の視線が私の一つひとつの動作に集つまっているのが分かりました。私は微笑んで、カウンターの若い娘に追加で2人分朝食を別なお盆に載せてくれるように注文しました。そしてテーブルの角を回って、二人が止まり木のよう に座っている席に行き、お盆を置いて青い眼の男の冷たくなっている手に触れました。彼は私を見上げ、目に涙を浮かべて「ありがとう」と言ったのです。

私はかがみこみ、彼の手の甲を軽く叩きながら「これはあなたのためにしているのではないのよ。神様がここで私を通してあなたに希望を差し上げようとしているのよ。」と言ったのです。二人の所を離れ、夫と息子の所へ戻ろうと歩き始めた瞬間、涙がどっと出てきました。

私が自分の席に座ると、夫が私に微笑みかけて「何故神は君を僕に下さったのかわかったよ。僕に希望をくれようとしていたんだ。」と言ったのです。私は最後の授業にこの出来事を書いてもって行きました。先生は私のレポートを読むと、私の方を向いて「これを皆に読んで聞かせたいけど、いいかしら?」と聞いたのです。私は静かにうなずきました。

彼女は私のレポートを読み始めました。それを聞きながら、私たちは人間としてそして神という存在の一部として、他の人々を癒し、そして癒されるという必要があるということを分かち合っているのだと私自身分かったのでした。私なりのやり方でファーストフードのレストランで人々の心に触れ、私の夫、息子、そして最後の授業では先生や同窓生の心にも触れたという体験でした。こうして私は一番大きなことを学んで卒業したのでした。それは無条件に受け入れるということでした。

 “MORE STORIES of LIFE and LAUGHTER”Fr.Bel San Luis, SVD
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プロフィール
HN:
マスタージッコ
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1955/10/13
職業:
牧師
趣味:
旅行、クラシック音楽鑑賞、将棋
自己紹介:
ノースカロライナ州ラーレーの日本語教会の牧師をしてます。最愛の妻と娘夫婦がいます。
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